わが国で「臓器の移植に関する法律案」が国会に提出されてから、2年もの歳月が過ぎた。その間脳死体からの心臓・肝臓移植は全く行われず、諸外国であれば助けられたであろう命は、年間、心臓疾患では約500人、肝臓疾患では約1000人と推測される(日本移植者協議会調査)。
 本号では臓器移植法案をめぐるこれまでの経緯を再確認するとともに、諸外国ではどのように脳死・臓器移植法が取り扱われているのかを紹介する。

※WHOのガイドラインについては中谷瑾子氏の論文「WHOヒト臓器移植に関する指針」日本医事新報No.3513(1991.8.24)を参考に、諸外国の法律に関しては国立国会図書館調査立法考査局編「外国の立法」第32巻4・5・6号(1994.5.15)に基づき、一部を抜粋して編集した。

(1996年5月9日発行号より)


C O N T E N T S


臓器移植法案・これまでの経緯

WHOガイドラインおよび世界の臓器移植関連法・制度
 - WHO(世界保健機構)
 - 日本
 - フィリピン
 - シンガポール
 - 台湾
 - オーストラリア(クイーンズランド洲)
 - ヨーロッパ(ヨーロッパ評議会)
 - ベルギー
 - デンマーク
 - フランス
 - イタリア
 - スウェーデン
 - カナダ(ブリティッシュ・コロンビア洲)
 - アメリカ(モデル法)



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